第13回 吾輩は筒茶碗である 名前はまだない
- kobanzanguzeiji
- 2022年1月5日
- 読了時間: 1分

三重県の実業家で百五銀行の頭取などを務めた川喜田半泥子。
趣味が高じて五十代を過ぎてから本格的に陶芸に励み、
自宅に窯まで開いて作陶を続けた。
その作品は素朴で、自らの思うがままに土を捻った作風がとっても魅力的。
その上、何と言っても銘の付け方が絶妙なんです(それはまた後日)。
で、
半泥子さんに憧れて私も陶芸始めました(笑)。
お師匠さんは義父。

半泥子さんと比較するにも値しませんが、
写真は自作の抹茶茶碗。
一般的な抹茶茶碗と比べ、
胴がまっすぐに伸び、筒状になっている、
「筒茶碗」と言われる形状もの。
底の深い茶碗なので湯が冷めにくく、熱が逃げないため、
主に寒中、寒さの厳しいあいだに用いる。
銘はまだない…。
愛だろっ愛!
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