第41回 あるがまま なすがまま
- kobanzanguzeiji
- 2023年4月24日
- 読了時間: 2分
前回のブログで紹介した、映画『犬神家の一族』。
先日、NHK BSプレミアムで
吉岡秀隆さんが金田一耕助を演じるリメイク版の前編が放送されました。
オリジナルとはまた違う切り口になっていて新鮮です。
実は視聴中、ちょっとウトウトしちゃいましたが…(笑)
今週末には後編が放送されますので必見ですな。
さて、またまた「おいら大好き!金田一耕助‼」
今回ご紹介するのは映画『悪霊島』です。
篠田正浩監督が描いた
それはそれはおどろおどろしくも妖艶な作品。
題名だけでも恐ろしいのに、
キャッチコピーが更に恐怖を煽ります。
「鵺(ぬえ)の鳴く夜は恐ろしい…」って⁉
鵺って何もの⁉
鵺とは、猿の顔、狸の胴体、虎の手足、尾は蛇からなり、
トラツグミという鳥の声に似た大変気味の悪い声で鳴いたとされる
日本の伝説の生き物で、古くは「平家物語」に登場しているらしい。
そして、このキャッチコピーの背後から流れるのが
ビートルズの超名曲、『LET IT BE』。
そう、ここでこのブログの題とつながるんですね~!
LET IT BE =あるがまま なすがまま
曲自体が良いのは皆さんご承知の通りですが、
いいところで流れるんだなぁ、これが。
めちゃめちゃ印象的なんです。
ポールマッカートニーのピアノが奏でられると
自然と涙がうかび、
ジョージハリソンのギターソロが流れると
こらえきれず涙が頬をつたう(笑)
ビートルズの曲が使われた初めての映画といわれ、
かなり高額な使用料だったようですが、
今でもこの曲がかかると
前述のキャッチコピーと映像が浮かんで来ます…
それだけ印象的な使い方をされていました。
残念ながら現在のDVD等は
大人の事情でビートルズの曲ではありません。
なんでやねん!
でもだからこそ、あの当時の映像と音楽が忘れられないんですね。
こんな心境がたまりません(笑)
この作品も他の作品同様、豪華俳優陣が起用されています。
金田一耕助役には鹿賀丈史さんが起用され、今までのイメージを一新。
また、篠田監督の奥様、岩下志麻さんも出演されており、
その怪演が凄まじい。
市川崑監督作品も素晴らしいですが、
篠田正浩監督が描く金田一耕助もいいねっ!
どうですか、興味がわいてきたでしょ?
ぜひぜひ おいらの大好き 金田一耕助シリーズ
ご覧いただけたら嬉しいです。
追記:
ちなみに篠田正浩監督。
美術家 故 篠田桃紅さんの従弟だそう。
彼女の話はまたの機会に。
世界が平和でありますよう祈りつつ…
愛だろっ愛!
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