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第46回 おっちゃんのおっちゃんによるおっちゃんだけの【ミュージック・アワード2023】後編

  • kobanzanguzeiji
  • 2023年12月31日
  • 読了時間: 6分

今年中に間に合ったぜ、ベイベー!

おっちゃんのおっちゃんによるおっちゃんだけの

ミュージック・アワード 後編


後半戦も張り切って行ってみよう!!



後半最初の賞はこれ!

【どんだけ変身するので賞、どんだけぇ~】

   『MANTRA/Bring Me The Horizon』


ブリング・ミー・ザ・ホライズン(以下BMTH)。

2004年イギリス・シェフィールドで結成されたロックバンド。

このバンド、元々はデスメタル・メタルコアなんて言われる、

かなりハードでヘヴィなロックを演ってたのですが、

アルバムを出すたびにメチャメチャ変身してるんですわ。

まるでカメレオンのように。


「こんなんメタルちゃうやん!」と言って離れていったファンも少なくないようですが、

メタル一辺倒だったころには全く予想出来なかったエレクトリカルな要素の注入。

そこから広がっていったメロディアスでダイナミックな楽曲の数々。

デビュー当時と同じバンドだとは思えないほどの変身ぶりです。


ジャンルの枠にとらわれず独自の道を進むBMTH。

今では名実ともに世界的バンドと言っても過言ではないほどの活躍です!


しかしながら、この年末に飛び込んできたキーボード脱退のニュース。


バンドの骨格を担ってきた彼の脱退によって

BMTHは停滞するのか、

またまた新たな発展を遂げるのかは乞うご期待!


今年、ハードな曲が聴きたいときはよくBMTH聴いてました!

快作ぞろいの中でも今回はこれ!



追記:このバンドのPV、まぁまぁグロいのよ(私見ではございますが)。

   変わってないと言えば、PVかな。



そして、今年も色んなミュージシャンが旅立って……

【あまりにも悲しすぎるで賞】

   チバユウスケ


さすがに若いよね、若すぎるよね。

55歳の若さで逝ってしまったチバユウスケさん。


すでに伝説となっている「THEE MICHELLE GUN ELEPHANT」

その解散後、元BLANKEY JET CITYのベーシスト照井利幸さんと組んだ「ROSSO」

そして、彼の死去により解散せずに活動を終了した「THE BIRTHDAY」

その他、数々のバンドで歌いまくり、ギターをかき鳴らしたチバユウスケ。


あのしゃがれた声でシャウトしながらも、

何かしら心をチクチクさせる楽曲の数々。

知らぬ間に涙がこぼれそうになるんですよ、

たかがロックンロールなのにね。

されどロックンロール‼





【あまりにも悲しすぎるで賞】

   鮎川 誠


今年1月、愛するシーナさんのもとに旅立った鮎川誠さん。


奥さまのシーナとともに「SHEENA & THE ROKKETS」を結成し、

以後、シーナが亡くなってからもバンドを継続。

死ぬまでロックされてましたね。

お疲れさまでした。


そうそう、

わたしが高校2年の夏、偶然にも新幹線で鮎川さんと遭遇。

隣の車両に乗っておられまして、


「ファンです!」って声かけさせてもらったら、

「どうも~」って気さくに。


「ロック好きなんね?

 なんかやりよるの?」ってー‼


「バンドやってます!」

「いいねぇ」ってー‼

自ら握手してくださいました‼


メチャメチャかっこよかったです!


シーナさんとともに天国でも2人でロックンロールしてるんだろうね、間違いない!


ちなみに、おしどりロックンロール夫婦って他にいる?

……サザン⁉




【あまりにも悲しすぎるで賞】

   高橋幸宏・坂本龍一


私たちの年代はテクノカット世代。

ビンチョロ、いわゆるモミアゲを耳元で真横に剃りこんだ髪型。

ご多分に漏れずやってましたよ~(笑)。


そのテクノカットの張本人が「YELLOW MAGIC ORCHESTRA」

略して「YMO」

ご存じの通り、高橋幸宏さん・坂本龍一さん・細野晴臣さんの3人からなる

国内外のミュージシャンに多大な影響を与えたモンスターユニット。

一人残された細野さん、寂しいですよね。


彼らの奏でる音楽はいわゆるコンピューター音楽。

今ではコンピューターなんて当たり前なんですが当時はかなり革新的でした。

価格も凄かったんですよ!


タイトなリズムにピコピコサウンドを乗せて、

エキゾチックジャパ~ン的なオリエンタルフレーバーをほどよく振りかけた

何とも言えないダンスミュージック。

これには音楽フリークはみんなノックアウトでしたね。


日本ロック界を黎明期より支えてきた3人。

前出の「SHEENA & THE ROKKETS」とも深いかかわりがあります。

ユーメイドリームは細野さんと鮎川さんの作曲。

鮎川さんはYMOのアルバム・ライブでギターをかき鳴らしたり。


また、古いレコード引っ張り出してくると、

こんなところに「坂本龍一」とか。

こんなところに「高橋幸宏」とか。

こんなところに「細野晴臣」とか。

色んなところに3人のクレジットが記されております。

近年、再注目のシティポップにもYMOの3人、ちょくちょく顔出しておりますよぉ。


ご紹介する2曲はYMOの代表曲。

YMOのシリアスな部分とコメディ好きな面があらわれた、

どちらも魅力あふれる楽曲となっておりま~す。

 




【あまりにも悲しすぎるで賞】  

   Shane Macgowan(シェイン・マガウアン)  


アイルランドを代表するバンド、

「The Pogues(ザ・ポーグス)」のフロントマン、。

遂に「酔いどれ天使」も神に召されました。


5歳から酒・タバコを嗜んだっていう衝撃的な逸話がある中で、

その後は勿論ドラッグ&アルコール依存症。

そんな中で始めたバンド、それが「ザ・ポーグス」


ライブを泥酔してすっぽかし、ライブを泥酔して途中退場(笑)。

素行が悪すぎて1度はバンドを追放されるなど

仰天ニュース満載の彼。

誰からも愛されず、

そして誰からも愛されたシェイン・マガウアン。

65歳で破天荒な人生に幕を下ろしました。


彼らの楽曲、牧歌的で演歌で、そしてパンク‼

最高でした、乾杯‼




他にも色んなミュージシャンが旅立って……

国内外に影響を与えたミュージシャンがいなくなるのは残念ですが、

彼らの遺したものは永遠に受け継がれる訳で。


ご冥福をお祈り致します、合掌。



時間というものは残酷なものでございやす…


今年最後の賞となってしまいました。

最後の賞は!

【ブギウギで賞】

   『A Love Song/EGO-WRAPPIN'(Feat.DETERMINATIONS)』


NHK連続テレビ小説 第109作目『ブギウギ』

みなさんご覧になってます?

いいですよねぇ。

朝からウキウキワクワクでっせ!


主演女優の趣里ちゃんはもとより、脇を固める俳優陣の素晴らしいこと。

中でも菊地凛子さん演じる、淡谷のり子大先生なんて雰囲気出てますよねぇ~。

イィ~ねっ!


そして、そのオープニング曲!

な・な・なんと!

われらがエゴラッピンのボーカル中納良恵さん、

よっちゃんが歌っているではあ~りませんか!

連続テレビ小説のオープニングを担当するなんて、

もはや日本を代表するボーカリストでんな‼


EGO-WRAPPIN'は1996年結成from大阪。

森雅樹くんと中納良恵さんの2人組ユニット。


ムード歌謡からジャズありボサノバあり、勿論ブギあり。

多種多様のジャンルを消化して独自の世界観を造り上げるユニット。

この独自の音楽と2人のファッションから醸し出される空気感、最高です!


今回は祝・ブギウギ出演⁈ってことでエゴラッピンさん、紹介させて頂いておりますが、

2人のキラキラ輝く楽曲の中でもおっちゃんの大好きな曲。

「今年はよく聴いたな」というよりも毎月、毎週、時には毎日聴いている曲。

「僕のお葬式の出棺の時にはコレ流してね」って言ってある曲。

残念ながら解散してしまった大阪の重鎮スカバンド、

「DETERMINATIONS」がバックを固めた名曲、『A Love Song』。


なんてメロウで暖かな調べでしょう、愛が溢れてます。

そんなこと、わてホンマによう言わんわ(笑)。



追記:実は弘誓寺とエゴラッピン、ちょっとした共通点があるんですが、

   それはまたの機会に。


このversionも素敵なんで是非!




はーい皆さん。

今年もわたしの自己満アワードにお付き合い下さいまして

誠に有難うございました。

楽しかったでしょ⁉

楽しくなかった?

訳わからんかった?


でも自己満だから、これでいいのだぁ~(笑)。


音楽はいつも私たちの傍らにあり、

悲しいときは寄り添ってくれたり、

共感したり、励ましてくれたり。

まさに『NO MUSIC,NO LIFE』


今年も一年お付き合いありがとうございました。

よいお年をお迎えください。




世界が平和でありますよう祈りつつ…




愛だろっ愛!

 
 
 

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